平成25年、きゅうりの生産量が全国1位の都道府県は?

日本のきゅうりの生産量は、とある3県がいつも国内のシェアを占めています。ではその中で、平成25年のきゅうりの生産量は、どの都道府県が全国1位だったのでしょうか?

平成25年のきゅうりの生産量1位は「宮崎県」!!

みずみずしいきゅうりは、私たち消費者にとって身近な野菜のひとつ。全生産量の6割をビニールハウスなどでの施設栽培で供給されており、年間を通して手に入りやすい食材となっています。また、旬の時期である7~11月のきゅうりのみずみずしさや美味しさは格別で、暑い日でも夏バテの体にも嬉しい爽やかさが魅力の夏野菜です。
そんなきゅうりの平成25年の生産量は、1位が宮崎県で全国の生産量の11%を占めていました。全国で574,400トンが生産されたうち、64,700トンが宮崎県でした。

きゅうり栽培と言えば…宮崎、群馬、福島、埼玉…?!

きゅうりの生産量において、平成25年の順位は1位宮崎県11%2位群馬県10%3位埼玉県8%…と続きます。きゅうりは暖かい土地で良く育ち、生産量の10%前後を、きゅうりが名産となる各県で生産しています。平成25年以降は以下のようなシェアになっています。
平成26年  宮崎県12% 群馬県8% 福島県8%
平成27年  宮崎県11% 群馬県9% 福島県8%
平成28年  宮崎県11% 群馬県9% 埼玉県9%
平成29年  宮崎県12% 群馬県10% 埼玉県8%
平成30年  宮崎県11% 群馬県10% 埼玉県8%
平成31年  宮崎県11%
 群馬県10% 埼玉県8%

きゅうりはどこから…?!

きゅうりの原産地はインドのヒマラヤ山麓で、そこからヨーロッパ、中国北部、中国南部の3方面に広がっていきました。日本には、平安時代の中頃に中国南部を経て、皮が厚く味が濃い黒いぼきゅうりが持ち込まれました。やがて江戸時代末期には、鮮やかな緑色で歯切れが良い薄皮の白いぼきゅうりが中国北部を経て伝わり、現在ではこの白いぼきゅうりが普及しています。
宮崎県のきゅうり生産は、昭和28年頃に宮崎市で傾斜地を利用した栽培から始まりました。 宮崎県は暖かな気候、晴れの日も多い上、日照時間も長く、標高差のある土地を上手に活用し全国生産量1位のきゅうりの産地となりました。また、昭和35年には大型ビニールハウスを導入し、それまでのトンネル栽培からハウス栽培へと急速に移行し、やがて周年で生産されるようになりました。
自然条件に恵まれたことと、生産者の方の工夫と努力があったからこそ、宮崎県では一年を通してきゅうりを安定して供給することが可能となったのです。

きゅうりのリレー出荷?!

きゅうりは、全国の市場において「リレー出荷」が行われています。
基本的には、夏は露地栽培でそれ以外の季節はビニールハウスなどの施設で栽培したものになっています。例えば東京の市場では、春秋は群馬、埼玉、千葉など、夏は福島などの東北産の露地栽培もの、冬は高知、宮崎などの南国産といったように、生産地をリレーして出荷されています。
きゅうりの生育適温が18~25度ということで、かつては夏野菜のイメージが強い野菜でしたが、施設を使った栽培やこのリレー出荷をすることで周年での供給が可能となり、年間を通して美味しいきゅうりが私たちの食卓へと運ばれるのです。

「おいしさもがんばる」みやざきワンタッチきゅうり!

きゅうりは果菜類の消費量でトマトに次ぐ第2位の野菜です。水分が多いことから熱中症予防に効果的で、カリウムを含むので利尿作用も期待できるといわれています。ビタミンA、Kなどのビタミン類や亜鉛、マグネシウムなどのミネラル類も、少量ではあるもののバランス良く含まれています。
宮崎県では、みやざきブランド品目として、「みやざきワンタッチきゅうり」を販売しています。鮮度を重視し、ハウス内で厳選したきゅうりを、収穫しながら平箱に直接詰めて出荷を行うことで、産地できゅうりに触れるのは収穫時の1回のみとなり、これにより「シャキシャキ感」と「表面のイボイボ」が保たれ、きゅうりの命ともいえる鮮度が抜群の状態で出荷ができます。
鮮度と美味しさを追求した宮崎県産のきゅうりをぜひチェックしてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q.平成25年、きゅうりの生産量が全国1位の都道府県は?

A.宮崎