北海道の「函館ラーメン」といえば、何味のラーメン?

北海道は日本の最北端に位置しており、ラーメンの消費量が多いことでも知られます。そんな中、札幌ラーメンに負けず劣らず、函館ラーメンもじわじわ人気を上げています。今回はその函館ラーメンについてご紹介いたします。

知る人ぞ知る函館ラーメン

北海道といえば、美味しいラーメンが多いことでも知られます。日本の最北端に位置していることから、寒いということもありラーメンの人気ぶりには以前から定評があります。札幌は味噌ラーメン、そして旭川は醬油ラーメンと北海道内でもエリアごとに得意とするラーメンの味が異なるのも面白いことではないでしょうか。そんな中、塩味が美味しいとして人気を集めるのが函館ラーメンです。この函館ラーメンの歴史は古く、なんと明治時代にまでさかのぼるとまで言われます。当時の呼び名は函館ラーメンではなく南京そばでした。「南京そば15銭」という広告が函館の新聞に掲載されたことが始まりとされており、それ以来、函館を代表する食べ物として愛され続けています。

150を超えるラーメン店があるとされる函館市内は、その数が示すように無類のラーメン好きやラーメンマニアと呼ばれるような人が多いことでも有名です。函館で提供される塩ラーメンの特徴といえば、透明感のあるスッキリとした見た目の良さといえるでしょう。むろん、味の方も申し分ありませんが「見て楽しむ」という点でも合格です。さっぱりとしていながらも、濃厚な旨味もあり一度食べると病みつきになるという人も大勢いるほどです。その美味しさは、スープにまで浸透しており、普段は決してスープを飲むことはないという人でも、最後の一滴までスープを飲み干すといいます。

人気店の理由とは!

函館市内に位置しているラーメン店でも、その店舗によって味付けや使用している麺の種類なども当然ながら異なります。ラーメンの味を左右することにもなる、ダシについても、店主のこだわりや嗜好が大きく反映します。鶏ガラやかつお節、豚骨などとさまざまな食材を使って思い思いのスープを作り上げていくのです。美味しいと評判のラーメンを提供する店舗では、徹底的に手間暇を惜しむことがないのも共通点といえるのではないでしょうか。人気店の店主ともなれば、一日中スープの前から離れないといいます。その日の天気や湿度、気温などによって微妙に異なるスープの変化を見逃さないための努力が続きます。多くの来客がある店舗には、このような地道な努力があることも忘れてはいけません。

函館ラーメンの特徴はまだまだあります。使用される麺は細めのストレート麺が多いのも注目点といえるでしょう。もちろん、それぞれの店舗によっても微妙に異なりますが、塩味のラーメンにマッチするという理由で細めのストレート麺が多く使われています。実際に函館ラーメンを食べたことがある人は「そういえば、そうかもしれない」と頷くかもしれません。トッピングには定番のチャーシューやメンマ、ネギなどが添えられ、美味しさが一層アップすることになります。

見事にハマった戦略

北海道の象徴的存在ともいえるほどの人気ぶりを見せる函館ラーメンですが、もはや、その存在は町興しへの期待感にも発展しています。函館のご当地グルメとして紹介されることも多く、地方創生や地方活性化の一翼を担っていると言っても言い過ぎではないでしょう。先述した通り「札幌で味噌ラーメンが好まれるなら、函館は塩ラーメンを」という、とある大手食品メーカーの戦略が火付け役となったことも事実です。何はともあれ、函館が多くの人に注目されることが望まれます。

ご当地グルメとしての期待も

北海道の人気エリアとして知られる函館ですが、地方創生や地方活性化に向けての取り組みが課題となっていました。そこに救世主的存在として登場することになったのが塩味の函館ラーメンです。ご当地グルメとしての期待も寄せられています。

ザ・ご当地検定の問題

Q,\. 北海道のラーメン「函館ラーメン」といえば、次のうちどれ?

A.塩ラーメン